結城市教育研究会 夏季研修会(学校事務研究部・学校健康教育部 合同)

学校事務職員や養護教諭の仕事に合わせ、保健だよりの下書きなどを題材に用意した合同研修。AIに任せる範囲を考え、先生方にしかできない仕事へ時間を戻す学びを紹介します。

2026年8月5日、結城市役所で開催された「結城市教育研究会 夏季研修会(学校事務研究部・学校健康教育部 合同)」の講師を担当しました。主催は結城市教育研究会。学校事務職員や養護教諭をはじめとする教職員の皆さまに向け、「AIを、特別から“当たり前”へ。」をテーマにお話ししました。

養護教諭の仕事に合わせて、題材を変える

今回は、前日の研修の骨格をもとに、養護教諭の皆さまの仕事に合わせて内容を一部変更しました。

その一つが、講義資料に用意した「保健だよりを、AIと一緒に」という内容です。テーマ、対象学年、伝えたいポイントなどを入れて、下書きづくりに使える指示文を準備しました。

個人情報を使わないこと、実在の児童生徒を思わせるエピソードを創作しないこと、学年に合わせて言葉や漢字の量を調整することも、指示文に組み込みました。ここで紹介しているのは、研修に向けて用意した内容です。

AIとのやりとりは、直しながら進める

当日の実演では、一度の指示で完成させようとせず、AIとのやりとりを重ねる様子をお見せしました。

研修後のアンケートには、指示文を作るのに時間がかかる、思い描いた内容がうまく出てこないという趣旨の声がありました。一方で、配布した指示文によって使い始めのハードルが下がったという声や、情報の扱いの線引きが分かって安心したという声も寄せられました。

「どこまで任せるか」を自分で決める

AIを使いこなせるかどうかを決めるのは、AIの性能ではなく、どこまで任せるかを自分で決められるかどうかだと考えています。

アンケートを読み、研修のあとも質問を寄せてくださったこと自体に、皆さまがすでに「使う側」へ歩き出していることを感じました。

図解の作り方は当日、駆け足になってしまいました。音声入力や表計算の数式づくりも含め、文字だけでは伝えきれないことを、手を動かしながら学べるようにすることが、次につなげたい点です。

先生方にしかできない仕事へ、時間を戻す

AIは先生方の仕事を奪うものではなく、先生方にしかできない仕事に時間を戻すための道具です。うまく使おうと気負わず、まず一度使ってみていただきたいと思います。

学校事務、保健室など、それぞれの仕事に合わせた題材で、生成AIの入口を学ぶ研修もご相談いただけます。

ABOUT THE AUTHOR

室井 利寛 TM AI Compass

生成AIアドバイザー・AI研修講師。AIがはじめての方から、企業の研修・業務改善まで、一人ひとりに合わせてお手伝いします。

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