はじめの一歩

最終見直し日

AIを使い始めた人が質問する様子を描いた、架空の人物のイラスト
質問する人

AIが前回の話を覚えていないのはなぜ?

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室井利寛の顔立ちをモデルにした、質問に答えるイラスト
室井 利寛生成AIアドバイザー

室井利寛がお答えします

よく言われること

AIには会話を覚えておく機能があり、設定で使えるようになる、と説明されることが多いです。

室井の見方

私はまず「AIには2種類あります」とお伝えしています。話し相手になってくれるチャット型と、パソコンの中で実際に手を動かしてくれるエージェント型です。

チャット型は、記憶の機能があっても、前に決めた細かいルールまで確実に覚えているわけではありません。会話が変われば、前回の前提はほとんど手元に残っていないと考えた方が安全です。

覚えていてほしいことがあるなら、AIの記憶力に期待するのではなく、ルールを書いたメモを用意して、毎回それを読ませます。エージェント型が力を発揮するのはここです。パソコンの中にルールのファイルを置いておけば、作業を始めるたびに読み直してくれます。

AIエージェントは設計が肝です。AIの賢さより、何を読ませておくかの準備で結果が変わります。

現場で見た場面

ある受講生の方は、毎回同じ計算をチャット型のAIでされていて、「なぜ前回のルールを覚えていないのだろう」とずっと疑問に思っていました。原因は、名前の似た2つのツールを取り違えていたことでした。チャット型とエージェント型の違いを図でお見せしたところ、考え方がつかめてきたと返事をいただきました。

今日からできる一歩

毎回AIに説明している前提(自分の仕事の内容、守ってほしいルール)を、短いメモに書き出してみてください。次からはそのメモを最初に貼るだけで、AIは「覚えている」かのように動いてくれます。

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