
AIの時代、セキュリティはどこまでやればいい?
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室井利寛がお答えします
よく言われること
怪しいメールは開かない、知らないリンクは押さない、と言われます。
室井の見方
私は、完璧に守ることは、もうできないと思っています。攻める側は、開いている窓を1つ見つければ勝ちです。守る側は、1点も取られてはいけない試合を、毎日続けています。
そこにAIが加わって、開いている窓が見つかる数も、攻撃されるまでの速さも、大きく変わりました。漏れた情報を使った詐欺のメールは、本物そっくりの日本語で届きます。見抜こうとするだけでは、もう追いつきません。
だから私は、「完璧に守る」ではなく「破られる前提で守る」と考えています。入られにくくする。入られても、被害を小さくする。すぐ気づいて動く。この3段で守ります。
3段の守り方
- 入られにくくする:パスワードの使い回しをやめ、パスワードを管理する機能に入れます。メールには2段階認証を入れ、できれば顔や指紋でログインするパスキーにします。急かす連絡が来ても、リンクは押さずに、公式のアプリやサイトから自分で確かめます
- 被害を小さくする:大事な写真や書類は、外付けのディスクにも保存して、保存したらパソコンから抜いておきます。AIには、住所や氏名、パスワード、カードや口座の番号は入れません
- すぐ気づいて動く:月に1回、カードの明細を見て、覚えのない支払いがないかを確かめます。もし引っかかってしまったら、恥ずかしがらずに、すぐカード会社や窓口へ連絡します。どうしていいか分からないときは、警察の相談窓口 #9110 か、消費者ホットライン 188 へ
今日からできる一歩
全部でなくても大丈夫です。今夜、メールに2段階認証を入れるところから、1つだけやってから寝てください。
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